2015年2月3日火曜日

対岸の火事ではなかった

ISILの人質事件につき、湯川さんと後藤さんお二方のご冥福をお祈りします。

日本人が巻き込まれた国際テロ事件で私が記憶している最近のものでは、アルジェリアの人質事件です。

日揮の社員や関係企業の方々、日本人以外ではプラント出資者の方があの事件でお亡くなりになりました。

あの事件について、私は勘違いをしていたのかもしれません。

アルジェリアの事件当日は、プラント出資者のうちの一つであるイギリスの石油大手会社BPの幹部がプラントを訪問していました。
ですので、私は欧米とイスラムの戦火が飛び火した程度の認識でしかありませんでした。

でも、今回ISILはYouTubeの映像で、日本がテロの標的であることを明言しています。

対岸の火事では無く、日本は戦争の当事者の内の一国としてISILからは認識されているのです。

例え、日本が難民救済の人道支援のためのお金を出すだけでもです。

本当は欧米諸国と日本の関係を揺さぶり、中東の治安悪化を抑制に寄与しているヨルダンへの揺さぶりを仕掛けただけかもしれません。

それは、私にはわかりません。

なんにせよ、対岸の火事と他人事のように考えていた自分の甘さを認識した事件でした。


この件があり、安倍首相が前々から主張されていた、憲法第14条の改正えの運びが急ピッチになるかもしれませんね。

暴力に暴力で対応しても、憎しみは深まるばかりだとも思うのですが、身に迫る危険を感じて、生きようとするためには自衛の手段を行使するのも人間の性なのではないでしょうか。

ガンジーは非暴力、不服従という手段でインド独立を勝ち取ったということですが…そこまでの人格者には私はなれそうにありません。

戦争を知らずに育った世代。
当たり前のように感じていた平和に今一度感謝し、日本の平和はどのように築かれ 、世界のあちこちで今も起きている戦争が少なくなるためにはどうすればいいのか、自分なりに考えさせられた事件でした。

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